活動的な音楽療法
活動的な音楽療法
治療方法には、大きく分けて二つあり、音楽をきく受容的な音楽療法と、演奏や合唱で自己表現する活動的な音楽療法なのです。受容的な音楽療法ではCDや音楽テープをきかせたり、音楽療法士みずからが演奏することもあるようです。活動的な音楽療法では、患者が楽器を演奏したり歌ったり、ときには踊ることなどによって心身の状態を改善していくようです。
懐メロの流行した時代のことや、歌にまつわる思い出について語り合うこともあるようです。また、音楽を使って体操や、歩行練習も行うようです。治療の内容については、音楽療法士が患者様の状態に合わせて計画を立てて、継続的に行うことを原則としているようです。病院、老人ホーム、老人保健施設、高齢者のための通所施設などで行っているところがあるようです。
それらの活動の内容は、だいたいにおいて、高齢者の方々が昔親しんだ歌謡曲、学校で習った唱歌、童謡などを、歌唱したり、それに簡単な打楽器などの演奏、を主体としていたり、含んだりしているようです。そういった音楽と参加者の昔話などを交えながら1時間ぐらい行うのが、普通の形だと思います。音楽療法学会などでも、そういう活動の報告がとても多いようです。だんだんこういった活動自体が定式化し、自然的にスタンダード化してきているのも不思議な感じもするようです。
音楽療法は、音楽を通して心身になんらかの障害をもつ人に働きかけ、言語や薄れかけた記憶、人間的な感情などを取り戻し回復を図る療法をいうようです。また、その目的には健常者を含めた幅広い人を対象に、未発達な技能を発達・覚醒させたり、情緒を安定させたり、ストレスをなくして生きがいと安らぎを与える事などもあるようです。音楽療法士は、このように音楽のもつ生理的、心理的、社会的働きを応用し計画的、意図的に治療をおこなう専門家なのです。